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フリースクールを有効に活用するために大切なことは何?

不登校の子どもたちが年々増加する中、

フリースクールの活用を検討する人たちも増加

してきています。

フリースクールを活用する際の大切なポイント

を整理してみました。参考にしていただけたらと思います。

 

鎌倉市では、

不登校の児童生徒がフリースクール等を

利用する際にご家庭に補助を出すための準備を進める

と松尾市長が定例記者会見(2023年1月30日)で

発表いたしました。

そのような状況の中、今後、

フリースクールの活用を検討する人たちは増加

していくと考えられます。

そこでまず、「フリースクール」といっても

運営する人・運営方針・活動内容はそれぞれ違う

ということを知っておいてほしいと思います。

 

自然体験を重視するフリースクールもあれば、

学習をメインに据えているところもあります。

子どもの主体性に任せて自由奔放に活動する

フリースクールもあれば、

時間割を作成しその通りに1日を過ごす

ところもあります。

どれが良いと一概に言えるものではなく

それぞれの運営者の思いや狙いがあること

だと思います。大切なことは、

その子どものニーズに合ったところに出会うこと

だと思います。ですから、

フリースクール入室を検討する場合は、

実際にそのフリースクールを見学・体験したり、

そのフリースクールの活動状況や実績等を

しっかり確認してみたりすることが

とても大切なポイントになると思います。

 

フリースクール入室後は、

子どもの状況をしっかり観ながら

次のステップへ向けての準備

をしていくことが大切だと思います。

フリースクールに通い始めると、

多くの子どもはとても元気になります。

それはとても嬉しいことなのですが、

それを受けて私たちを含む周囲の大人たちが、

すぐに多くのことを子どもに望んだり

期待しすぎたりすることは、私たちの経験から、

あまり良いとは言えないと思います。

フリースクールに出会う前には、

すっかり自信や気力を失っていた子どもに

笑顔が戻り元気になっていくことは、

とても嬉しいことですよね。まずは、

その笑顔になってきた子どもの状況を喜び、

その子どもと楽しく対話したりする時間を大切に

して欲しいと思います。

その後は、

第三者の言葉をうまく活用するなどして、

いろいろな選択肢を示してあげることが大切

だと思います。

フリースクールや学校などにおける学習機会、

さらには不登校の先輩たちの進路情報などを参考に、

いろいろな選択肢があることを知ることで、

子どもに安心や希望が生まれるようにしてあげることだと思います。

今より楽しく、そして成長していきたいのは

子どもたち自身です。

そのことを信じて、子どもに寄り添ったり向き合ったりすることで、

必ず次のステップは開けてきます。

まずは、子どもの可能性を私たち大人が、

心から信じてあげることが大切だと思うのです。

 

ちなみにフリースクールSeedsでは、

過去6年間の活動の中で

延べ通室人数は178名

学校復帰24名

中学3年生の進路決定率は100%です。

学校復帰のみを目的とした活動はしておりませんが、

子ども自身がもつ本来のエネルギーが高まることで、

いろいろな選択肢が子どもに生まれてくるのは事実です。

安心して子どもたち自身が秘めている可能性を

信じてあげていただければと思います。