先日(令和3年4/30)、鎌倉市教育委員会(児童生徒指導連携協議会)と
フリースクールとの連絡会が鎌倉生涯学習センターにて開催され、
当フリースクールSeedsも出席をさせていただきました。
連絡会の冒頭のご挨拶の中で、鎌倉市教育委員会の
養育部次長の先生より、不登校児童生徒が増加する中、
学校も魅力ある学校づくりに努めると同時に、
不登校の子どもたちにとって
学校以外の場であっても安心して過ごせる場所の必要性、
そしてこのようなフリースクールとの連携の意義について
お話がありました。
その後、現在の不登校児童生徒の推移と現状について、
鎌倉市教育センターのご担当の先生より、
以下の数値をお知らせいただきました。
〈配布資料より〉(一部抜粋)
文部科学省
「令和元年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」
における不登校の状況調査結果 ※1
(単位:人)
小学校 | 中学校 | |||||
全国 | 神奈川県 | 鎌倉市 | 全国 | 神奈川県 | 鎌倉市 | |
平成29年度 | 35,032 | 3,222 | 53 | 108,999 | 8,488 | 109 |
平成30年度 | 44,841 | 3,739 | 76 | 119,687 | 8,855 | 131 |
令和元年度 | 53,350 | 4,616 | 91 | 127,922 | 10,091 | 153 |
現在、不登校の状況にある子どもたち、
そしてその保護者の方々にとって、
フリースクールと教育員会及び学校現場の先生たちによる連携があることは、
安心の一つの要素になることと感じます。
学校と教育委員会そしてフリースクールのみならず、
地域社会全体の連携の中で、すべての子どもたちの笑顔と
成長のための環境ができることが大切だと感じております。
参考 文科省HPより
令和元年度
児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(通知)
≪不登校児童生徒への支援の充実について≫(一部抜粋要約)
少子化にもかかわらず全国的に不登校児童生徒の数は7年連続増加している状況にあります。各学校や教育委員会等は不登校児童生徒への支援にあたり、魅力あるより良い学校づくりや児童生徒の社会的自立を目指して、組織的・計画的な支援や民間の団体との連携による支援の実施など教育相談体制を充実するなど、個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援を推進することとされています。また、不登校は、どの生徒にも起こりうるものとして捉え、不登校だけで問題行動であると受け取られないよう配慮し、支援に当たっては不登校児童生徒の意思を充分に尊重して行うこととされています。