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鎌倉市のフリースクール等に通室する児童生徒の補助金制度から思うこと

鎌倉市では、令和5年9月1日から、

フリースクール等へ通われている鎌倉市在住の

児童生徒のご家族へ補助金制度がスタートします。

今回は、それについて思うことをブログにしてみます。

 

鎌倉市では、不登校傾向にある児童生徒がそれぞれの特性に合った通いの居場所を確保し、

不登校を起因とした孤立を防ぐことを目的に、

「鎌倉市フリースクール等利用児童生徒支援補助金」

制度が開始されます。神奈川県で初めてのことです。

 

この制度がスタートすることは、大変に意義あることだと感じております。

その根底には、2017年に制定された「教育機会確保法」があると思います。

すべての子どもが社会自立に向かって、学び成長する権利を保障するというものです。

今回のこの補助金制度をきっかけに、学校、教育委員会、自治体、国そしてフリースクール等、

民間を含む社会全体が、その理解と支援を深める良い機会

になればと感じております。

 

少子化にも関わらず増え続ける不登校児童生徒。

不登校の児童生徒数は、全国で約25万人

となっています。(2022年10月文科省)

国や自治体、教育関係者などが様々な対策を打ち続けても、

この不登校の子どもの人数は高い水準を維持したままというのが現状です。

もしかしたら、子どもの教育という枠を超えて、

社会全体のシステムの変革が求められているのかも・・・

個人的にはそのようなことまで考えてしまう日々です。

 

だとしても、その変革を待つことはできません。

現実に目の前の子どもたちは、安心できる居場所、

自分らしく成長できる機会を求めて不登校の状況にあるのです。

今の子どもの抱える教育的ニーズにしっかりと応えつつ、

根本的な解決の道を探していくことだと考えています。

 

一つだけ確実に言えることは、

「今の子どもたちが未来の社会を創る」

ということです。であるならば、

子どもたち全員が笑顔で成長する今であれば、きっと未来の社会はより

明るく素敵な社会になると感じるのです。子どもそれぞれに持ち味があります。

みんな違う持ち味です。それを認め合い活かせる場所に出会えた子どもたちが創る

未来の社会がどんなものか、、、見てみたいなと思います。

人との‟違い“が邪魔にされる社会では、きっと無いはずです。

 

今回のこの制度を感謝する同時に、しっかり在籍校と子どもの情報を共有しつつ、

子どもが自分の持ち味を存分に発揮し、一人ひとり光り輝くよう関わっていきます。